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自己紹介

京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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自分色を作る-素材研究-

一回生の授業。。

この日は素材研究をする日

身近な描画材を作るということで、パステル制作をしました。

講師は伊庭靖子先生 パステルの原料を説明し、身の回りにある描画材に理解を深めてゆきます

パステルとは顔料体質顔料にごく薄い接着成分(アラビアゴム、ゼラチンなど)を加え、練り合わせたものを成型し、乾燥させた描画材です。

15世紀初頭にフランスで発明されました(とっても古くからあるんですね!)


パステルの色の原料となる顔料

この顔料にどんなメディウム油や蝋、アラビアガムなど顔料を固着させる為のもの)を入れるかで様々な描画材が出来上がります。

パステル、油絵具、水彩絵の具、アクリル絵の具、インク、クレヨンなど…(描画材のほとんどが顔料からできているんですね!)


ところで、着色材には顔料染料がありますが、違いをご存知ですか?

顔料とは…着色に用いる粉末でに不溶のもの

染料とは…着色に用いる粉末で水や油に溶けるもの

と こんな描画材の基礎知識を学びながらパステル制作が進んでゆきました。


自分の好きな色を調合し、水とメディウムになるゼラチンを混ぜてゆきます。

それぞれに好きな形、色のパステルを制作

中にはこんなにかわいい形まで!

出来上がったら乾燥をさせます。

個性あふれる色、形のパステルがたくさん並びました!

一回生は、このオリジナルパステルを使って裸婦デッサンやドローイングを描いていきます。

自分で作った描画材で描くのは格別ですね!どのような作品が出来上がるか楽しみです!