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京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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凹みに詰める

こんにちは。
ちょっと更新ができず失礼しました。
今日はその分を一挙公開しまっす!!

2回生・銅版画基礎<11/8>の続編
腐蝕液(塩化第二鉄)ある程度の時間つけた後
(時間はどの程度の腐食が必要か、場合によって変わります。腐食液の状態、気温、によっても変化する)
取り出すと、

ニードル等で描画したイメージはグランド(防食剤)が剥がれているので、その部分は銅が融けて、凹みができている。

酸化を防ぎ(お醤油をかける)、水洗いし、乾燥。

続けて腐食したり、一部グランドを塗って、腐食時間の差をつける箇所を加えて、更に腐食する事もあります。

または一度、

銅板をウォーマーで温めながらインクを詰める
<版、全体にインクをのせる。凹み部分にしっかり、詰めるように>


寒冷紗で余分なインクを拭き取る

その後、ロール紙で更に拭き取り、
イメージ部分(腐食した部分)にだけインクが詰まっている状態にする。

池垣先生のデモ。
手早い!


最後に銅版の四辺についた余計なインク汚れを拭き去り、

適正に圧力をかけたエッチングプレス機

プレスベットの上に版を置き、

しっかり水で湿らせた版画紙<ハーネミューレを使用>をおき、

ラシャ、フェルト、(図:白い布)をかぶせ、

ハンドルを回して刷る。


コチラ、池垣先生が海外で購入された銅版を刷ったもの。
繊細な彫刻が施されてますー

各自、自分の作品をよく見て、

加筆したり、修正をしたり、
を繰り返し、


完成にもっていく。

コレは未だ途中段階ですので、
出来上がった作品はまた後日ご紹介します!

http://twitter.com/#!/seikahangaの方もよろしくです★