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京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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さいきんの2回生

こんにちは!

今日は雨ですね、、

雨の日はコース内も少し静かな気がします。

2回生の最近の授業の様子お伝えします!

2回生からは各工房で、様々な版画技法を習得していく授業があります。

工房では、他の学年も制作しているので、先輩の様子を見ながら,時には教わりながら、コミュニケーションをとっている様子をよく見かけます。

なので、版画コースの学生は学年関係なく仲良し☺︎ときには後輩の熱心な制作態度を見て、気合を入れ直す先輩も、、

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まず2回生が取り組んだのは、リトグラフ。(月曜・火曜)

こちらはアルミ板使っての制作の様子。ローラーを使ってインクをのせていきます。ローラーは重いので、体力勝負です!

滝野先生に教えていただきながら、インクをのせた版をプレス機にのせて、余分なところをきれいに。

ここからいよいよ刷りに入ります。

うまく刷れたでしょうか?版画作品は紙をめくる瞬間が一番どきどきします。

こちらは石版石をつかって制作中。衣川先生がデモストレーション中。

丁寧に仕事を進めていきます。

そして出来上がった作品を展示し、合評会。

1人ずつ自分の作品について発表していきます。技術的なことはもちろん、どんなことを考えて作品を作ったのかなど説明します。

作品を作るだけでなく、人の作品を見ること、考えを知ることもとっても大切な時間です。

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そして水曜日は銅版画。1回生でも銅版画の授業がありましたが、2回生の銅版画はエッチングです。

「腐食液につける」という工程が入るので、1回生のときよりも少し難しくなります。

まずは銅版をひたすら磨くところから。

どんな作品ができあがるのでしょうか。水曜日の授業は、昨日からペン画に。

ペン画と銅版画。どちらもとても緻密な仕事が必要になってきますが、直接描いたものと版で刷ったもの。

2つを体験することでその違いを感じてもらえるのではないでしょうか?2つの作品を並べての合評回はペン画が完成した後に。

その様子はまたお伝えしますね。

そしてこちらは、ペン画授業初回の様子。

二階先生のペン画作品を見せていただきながら、制作のお話などを聞いています。

先生の作品はとても細かいので虫眼鏡をつかって鑑賞。

学生からはため息が漏れていました。こんなん描けへん、、、、

悩む前に手をうごかして!!

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そして毎週木曜日は、写真の授業。

フィルムカメラをつかっての撮影から現像までを行います。

毎年、この授業を終えたあと版画コースの学生はカメラを持ち歩く率がグッと高くなります。

携帯でも簡単に撮ることができるけど、やっぱり丁寧にシャッターを切るっていいですよね☺︎

皆同じ方向を向いていますが、その視線の先には時計が。

何をしているのかというと、秒数を計っています。

フィルムを現像するためには様々な薬品をタンクに入れていきます。

秒数を間違えると現像が失敗してしまうので、皆秒針を見つめて時間を計っているのです。

そして時間がきたらタンクを振ります。これを何度か繰り返すとようやくフィルムの完成。

ここから印画紙に焼き付ける工程を経て、写真は完成します。

この続きはまたお伝えしますね

2回生は色々な授業がありますが、失敗を恐れずにいろいろ体験して、自分に合ったものを見つけて制作に励んでくださいね!

(コイデ)