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自己紹介

京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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✶受験✶

今日は高校野球記念日だそうです⚇
2010 第92回 全国高校野球選手権大会が行われてますね〜
連日、甲子園にて熱戦が繰り広げられ、
彼らの姿には毎年、感動がありますよね✧∗⁺
ガンバレ!高校球児!!

本学はAO 1期 入試 1日目
版画コースのワークショップ試験は<銅版画/凹版>
中でも《ドライポイント》に取組みました。
ドライポイントとは。
銅板に直接に彫るような感覚で描画する凹版技法。
基本的には先端が針のようなニードルと呼ばれる描画道具
(ダイヤモンドが付いた針などもある)を使ってイメージを刻んでいく。

エッチングでは腐蝕液を用いて版にへこみ(溝)をつくるのに対し、直接凹みをつくることから「ドライ」
尖った先端をもつ道具「ポイント」で描くので、ドライポイントという。


左:銅板
右手前から4つ:ニードル (先の形が丸かったり、平たかったり、素材が違ったり、何種類もある)
中央2つ:ルーレット (点の集合体が作れる道具)
一番奥:スクレーパーバニッシャー(版を削ったり、磨いたりする際に使用する)

特徴は彫られた線は太さや凹みの深さが均一ではなく針で描画した部分は銅が押し出され、
‘ささくれ’や、‘まくれ’などが生まれるので、
刷った時にインクが独特の“にじみ”を帯びたタッチになる。

銅版画の基礎として取り上げられることが多い。
手軽で一見、引っ掻くだけの簡単な技法ですが、
描画する際に針が版に引っ掛かるような感じを受けたり、まくれを強く出すために力が必要であったり、
金属のめくれによって刷り上がりが変化するため、
思いの外、描画も刷りも奥が深い☄☄☄

▼作品例▼

Title 踏切
Artist ベルナール・ビュッフェ


Title ドンキホーテ
Artist ワイズバュシュ

明日は2日目、木版画をします。