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自己紹介

京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『シルクスクリーン』カテゴリーの投稿一覧

孔版といいます

「くる(9)ふ(2)く(9)」(来る福)の語呂合わせから、
本日は【招き猫の日】だです
皆さんのもとに福が舞い込んできますよーに∗✧⁺
  
2回生/シルクスクリーン基礎

イメージをフィルムに描画
赤い描画材はオペークインクといって遮光性の高い物。
原稿は光を通すか通さないかがポイントとなるので、
もちろん黒いペン等も☀OK☀ 
  

版の方は紗に感光乳剤を塗ります。
バケット(専用の入物)に乳剤をためて、
下から一思いに!
均一に!!
2〜3回重ねていきます!!!


どう?
✷難しいね✷ 

乳剤を出しっぱなしにしておくと、
反応してダメになってしまうので、できるだけ早く容器に戻しましょう❉❉❉
 

乾燥機に入れて、乾くのを待つ。。。
  
 

露光機に原稿を置いて、
完全に乾いた紗枠を置き、


✼感光✼
 
このレバーを噛ますと吸引し、露光を始めます✷ 

どうなってるかな・・・
ドキドキ

✵静電気におびえる✵
  
⚉光が通った所は乳剤が硬くなっていて⚉
⚉光が通らなかった所(描画した部分)は水で洗い流せます⚉
  
と言う訳で、

✹水洗い✹
描画した部分についていた乳剤だけが流れて、紗が出てきますよ〜
  
2人揃って✶カメラ目線✶
キメてる???

✯張るっ✯

2回生/シルクスクリーン
  
まずは版作り
  
アルミフレームに化学繊維を張り《紗枠》を作ります。 
 

枠のまわりにぐるりと<テンショナー>を並べ、
繊維(布)を挟み、

繊維がボヨンボヨンと弛んでないかチェックし、
圧力
で、グイッと張ります


すると、

溶剤で

先日準備しておいたボンドを溶かして、貼り合わせます。

それと並行して、イメージも考えていきます。

技術も中身も充実していきたいですね!!

穴が空いている

8月ももう終わり。。。
今日は「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから、野菜記念日だそうです♤
栄養たっぷりな野菜、おいしいですよね〜♡
夏に負けないよう、たくさんとりましょう!

  
  
前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の7
 
授業というか、
シルクスクリーンを専攻するゼミ生達の制作現場をご紹介★

絵の☌構成中☌
原稿を作る時、フィルムを使ったりします。
原稿はもちろん手で描いたイメージでも、

パソコンによるデジタルイメージでもどちらでも✫OK✫
パソコン処理を刷る場合、
手描きイメージをスキャニングしてからデジタル画像に置き換えたり、
そこから更に手を加えたり、
 マウスやペンで、一からパソコン上で作ったり、
いろいろできますよね。
それらを欲しい色の分だけ版を分けます。
イメージを出力したら、流動パラフィン紙を透過させ、イメージがより確実に反応するようにします。
露光機感光乳剤を塗った紗(シルクの繊維の張ってある金属枠<版>)と、原稿をセットし、
光を当てて、イメージを焼付ける

水洗い
描いた所は光が当たらないので水で流れ落ち、
その他の部分は光に反応し、液体が硬くなって、水では流れません。

 
乾燥させたら、
刷台にセッティング♙
紙の置く位置はイメージが中央に来るようにすれば言い訳です。
何色も重ねる時は少しややこしくなってきます。

1版目が刷られた紙を置き、
2版目のイメージがズレない位置を合わしていかないといけません。
見当イメージ側にトンボを付けたりするので、それが合うように。
刷ってる時にいつでも同じ位置に来ないといけないので、
(版画制作では一枚だけ刷ることは滅多になく、何枚か同じ条件で刷るから)

紙位置を決めるのです✚

紗にインクをのせ、

一旦、スキージー(ゴムorウレタン製)で画面全体にインクをのばしてから、
次に上から下へと一気にインクとともにスキージを引きインクを落とすと、
紙にイメージが刷られるのです。
「インクを落とす?」
これは紗は繊維なので細かな目が空いてますよね。その穴にイメージを通して、インクを通し、紙の上に刷るから。

2版、3版、と刷り重ねて

✬完成✬
 
この絵は、
手描き➢スキャン➢デジタル画像化➣
4色分解(CMYK)➣網点処理

という工程を辿りできたものです。
 殆どの印刷物はこの4色分解(CMYK)網点処理がなされています。
雑誌などを虫メガネなどで見ると細かいが集っているのがわかりますよ〜^^
カラーだと黄、赤、青、黒が重なってます。
ぜひ一度見てみて下さい♞

 
 
くどいようですが、
フィルムに直接、黒や遮光性の高い画材で絵を描いたものでも刷れます。

夏に欠かせないもの


一生懸命、板にTシャツを着せてます✰


刷り台にセット✰✰


刷りっ✰✰✰


「うまくいった!?」

☀7月某日☀
『シルクスクーンでTシャツプリント』大作戦が行われたのでした✰
先日まで開催されていた【上賀茂アートプロジェクト】のイベント
スタンプラリー:上賀茂の夏を集めよう!
✦プレゼント制作✦
ハンガコースは

✰✰✰学生デザインによるオリジナル・シルクスクリーンTシャツ✰✰✰

コレをゲットして下さった方いらっしゃいますか?
猛暑の今年、

Tシャツとアートは欠かせませんよね✦✧✦
ぜひ活用してください!!

鮮やかな印象

今日は暖かくて、✿ちょっと春を感じました✿

❒未公開授業風景❒
後期:2回生/シルクスクリーン基礎


2課題を展示

合評会@対峰館3F

イメージはドローイングからの展開

作品を観て、


プレゼンを聞いて、

内容を知る。
どうーかなぁ〜?

シルクは色の発色が良い!

大きな範囲のベタは少し難しい。。。

ほっそいラインも難しい。。。

紙以外のもの例えば布や木、ガラスなどにも刷れるのが特徴

版を作る時、
スケッチブックに描いたイメージを反転して製版しなくてもよいのも特徴になるのです。

☆殆どの版画は版に描いたイメージと完成した作品イメージは左右反転するのです☆

前期のシルクスクリーン基礎では写真イメージを使って
s="Apple-style-span" style="font-weight: bold;">版を色ごとに分けて作ったりする事が多かったですが、
後期は手描きのイメージや、その2つを併用したイメージ作りに取り組みました✪

前期/後期両方の授業をとった学生は
技法にも少し慣れ、初体験のコのサポートをしたり、より高度な手法を取り入れていたようでした✯✯

すばやい動きが必要♦◇

イチョウの黄色が美しい今日この頃。
大学近くの北山の並木もとってもキレイ*
本日は天皇陛下の即位20年に当たり、京都を訪れてらっしゃるようで、

町は警備で物々しい感じでした。
さらにそれにともない京都御所の特別公開が1日〜10日までだそうです。

ハンガコースの2回生達は来週、合評会が待ち構えている状況のため、
ジワジワと焦りの表情の学生がチラホラ

シルクスクリーンチーム。
作品構成をしてます

製版する為にまず版となる紗にMコート(感光乳剤:光に反応する液体)をぬります。

塗ったら乾燥。
乾燥機
に入れる。

露光機(光を発する機械)に❶原稿を置く。❷紗枠を置く。
❸フタをして真空にして原稿と紗を密着。
❹露光(光を当てる)
❺露光できたら水洗い
光が当った所は固くなり、当らなかった所は水で流れます。

を作ってます。
刷り作業の時、本学はISO14001を取得してる為、
環境に配慮してシルクのインクは水性です★*

このインクは乾燥が早い!
という事と段取りが◆肝心◆なのでペアで刷り作業を行うことが多いです。
紙を次々とセットする係と刷る係
手に持ってる道具がスキージー
コレでインクに定着してるイメージを通して下にある紙に刷ってます
穴からインクを落としてるようなカンジ


大きなイメージはスキージーに平均して力が入らない事があるので二人掛かりで刷ることもよくあります◉◉◉
見た目以上に腹筋を使うのです!

一枚づつ見当(重ね刷りの目印)を合わせます
ズレないよーにね。

刷り終えたら水洗い
ジェットの力を借りたりします☆
イメージも何度か消して紗は再利用可能です!

スクリーンプリントとも言います。。

2回生は銅版画チームとシルクスクリーンチームに分かれて授業を受けてます。

シルクスクリーンは基本4版種(木版,銅版,石版,孔版)の中の
孔版に分類され、他の3つのよりも新しい版種です。

なぜ<シルク>とついてるかというと
昔は版材となるものがを使っていたからです。
今は絹よりインクの通りが良いテトロン,ナイロンで織られた布を使う事が多い。

まずは版作りからはじめます。
専門の業者に注文する場合もよくありますが、授業ではココから行います⦿

紗張りと言って紗枠(金属フレーム)に紗(テトロン布)を張る事です。

同じ紗で違うイメージにしたい時も洗えば何度か使えます。

紗枠に接着剤を塗布する。
乾燥したら
紗枠の周りにテンショナー(エアーコンプレッサーを使って張りを与える機械)を設置して
紗を置く
<テンショナーではなくヒッパラー(布や紗を引っ張る道具)やペンチでも代用可>

テンショナーで紗を挟み
エアーコンプレッサーをスイッチON★☆

紗が張ったのを確認したら、
溶剤を滲み込ませた布を紗の上から撫でると接着剤が溶かし
紗と紗枠をくってけます。
ドライヤーで乾燥

余分な紗を切り取り、
補強のために
テープで固定したら♫できあがり♫

担当中川 久子先生(非常勤)
よろしくお願いします!

▲初日▲

本日から京都精華大学ではAO入試を実施してます。
版画コースは全4日間行います。
受験生達はそのうち2日間来て、それぞれ別の版画技法で作品制をします。
⦿第1日目の今日はシルクスクリーン制作をしました⦿
今日の試験の様子をお見せできませんので、シルクで使う道具のご紹介をします❖❖❖

中央にあるのが紗枠といい、金属のフレームに化学繊維が張ってあります◎
手前右がスキージー。紗枠の上にのせたインクをコレでひき、下にセットした紙に刷ります◎
手前中央の金属の道具はバット
コレに光に反応するどろっとした液体(感光乳剤)を入れ、紗に塗ります

奥が露光機下から光が出ます。
シルクスクリーンはイメージを光に反応させて版に定着させるため、こういった機材が必要となります◎
手前が乾燥機
感光乳剤や版を乾かせるためのもの◎

シルク用インク
京都精華大学は環境に考慮し水性を使用◎

ここは水洗い場
感光乳剤を塗った版にイメージを露光機で焼きつけると

光が通った部分と通らなかった部分ができます。
その後水洗いをすると光が通らなかった部分は水で流れ、
版ができます
紗には穴がある所とない所ができその穴をインクが通ると思って下さい。
また汚れた版を洗う場所でもあります。

とっても簡単に説明しましたので詳しくはブログのシルクスクリーンのラベルでどうぞ!

時間と勝負!!

2回生、シルク基礎どんどん進んでます。
版を作るには紗枠(アルミの枠)に化学繊維を張り、に反応する液材をぬり、
イメージを感光させます。

これが露光機↑蓋を閉めて光を当てます。
版ができたらインクをのせて、紙に刷ります。

先生のデモンストレーションのあと、自分達でやっていきます。

手にもってるのはスキージー。これを使って版の上に置いたインクを版を通し紙に刷るのです!
以外と腹筋を使うのですよ◆

紙をセットする刷台にはこんな風に小さな穴たくさん開いていて、スイッチを入れると穴から紙がズレないよー吸引してくれます☆★☆

版画なのでたくさん刷れますが、シルクはインク乾くのがすっごく早いので、テキパキしないといけません!!!

これぐらいあったら失敗がでても大丈夫かな。
■モノクロ3諧調による作品とカラー作品を制作■

第一課題に取り組んでます

2回生、選択必修シルクスクリーン基礎
シルクスクリーンは、手描きでも写真でもイメージを作れますが、前期写真を使った方法を習います。
ガイダンスの様子↓

↑担当は濱田 弘明先生
去年に引き続きこの授業を受け持って頂いてます。
よろしくお願いします!

まず、デジタルカメラ写真を撮り、パソコンで画像を操作して版となる原稿を作成します。
課題として、イメージは自分の顔
3段階にトーン分解します。
モノクロ作品を作るのですが、要するに画像を濃い・薄い・中くらい》の色に分けて、
その3つのイメージを薄い順から刷り重ねてゆきます★

原稿が散乱してますね〜
これらを露光機を使って版に焼きつけます。

余分なところが出てしまった時は、穴埋めします。

シルクスクリーンは紗枠を呼ばれる金属の枠に紗(スクリーン)を張ったものが版になります。

これは↑枠と紗の間にインクが入り込まないようにテープで保護してます。
このあと刷り!
その様子はまた後日。