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京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『1回生の授業風景』カテゴリーの投稿一覧

いろんな型⃞◯△

1回生は後期も立体制作があります★
石膏型取りの基礎を学びます。

「石膏取り」ってどんな感じ?
というのを知るにも、
本番の前のテストは肝心ですから
まずは適当なもので試し取りをします。

⦿石膏を流す準備⦿

型を取りたいものが入るを作る。
もしくはペットボトルなど直接そのものの型に石膏をいれてもOK!

⦿石膏を作る⦿

石膏は粉末状なので石膏液にしないといけません。
水にゆっくり沈めるよーに入れます
次にヘラなどで混ぜます。
慎重に◎

⦿型に流す⦿

先に石膏で土台を軽く作って、

その上に取りたい物を置き、半分位まで石膏を流す
複雑な形だと2つ3つに分けて型を取らないと上手くできません。(細かいディテールがでません)
石膏が乾燥して、固まったら離型剤を塗って残りの部分にも流し込みます。

完全に固まる前に温かくなって硬化します★

「つめた〜い」の後に「あつ〜い」がきますよ▲

電球、ピーマン、足、貝、ボール、人形(苦しそう?)・・・いろいろあります。


そ〜っと剥がすとちゃんと形になってできてます♡

型取りができたら終わり。
ではなくこの型を使って鉄やシリコーンなどを流し、
作品化に繋ぎます!

切って、組み合わせて、

もう10月に入りましたね〜今日は雨がジャンジャン降ってますね〜
◎季節の変わり目ですので皆さん、身体にはお気を付け下さい◎

本日は1回生コラグラフの進行状態をご紹介します◯
以前にも少しお話ししましたが(9/15)、版画コースのコラグラフの授業では
オフセット印刷一度使われたアルミプレートを工場から頂き、
それを主な版として制作してます。

100×80cm位のアルミプレートからハサミやカッター形を切り取り
それらを組み合わせて版を作ります
ニードルで描画したり、ボンドやニス、ジェッソ(地塗り剤)などでデコボコをつけるようにイメージを作ったり、
↑はレースを加えて構成してますね
布やビニール、薄い木なども版材になります!

作った版を構成してます。

次はインクをつける行程

油性インクを使用。

ローラーヘラで版にインクをのせて
余分なインクを寒冷紗(硬くて荒いガーゼのようなもの)拭取る
ロール紙などで更に拭取ってもいいし、
全く拭取らず、ローラーの調子を残したままでもおもしろい
または、インクをつけないで、プレス機に通したら版のデコボコだけ浮き出てくるのでそれもアリですね◉

赤い版はミジンコからのインスピレーションだそうです。


具体的なイメージもり、
抽象的なイメージもあり、
いろいろな作品がどんどんできあがってきてます♩〜♬〜*
(アルミプレートでなくても画用紙などを切り貼りして布などとも合わせて構成する方法だったらプレス機がなくても、大丈夫です*お家でもできますよ!)

一つだけ

シルバーウィークが明けました。
皆さん、以下がお過ごしでしたでしょうか?

今日は1回生モノタイプの授業の様子をご紹介します。
モノタイプ:原版から1枚だけ刷れる版画(複数枚は同じものは刷れません)

アクリル板や金属板等に直接インクなどで描画し、紙を置いて圧力をかけて転写します。
インクののせ方そのもので刷れるので、版がない版画のような感じです。


ハンガコースではアクリル板を使っています。
アクリルの上に筆やローラ、ヘラなどでインクをのせ、イメージを作ったり、
布や棒などインクを剥がすようにイメージをのせたり、
その上から溶剤をかけたりしてもイメージが出てきます。

エッチング用プレス機を使って圧力をかけます。

うまく刷れた!?
みんな見てます◎-◎

先生に相談中

◉一度刷ったら次回作に向けてキレイに掃除◉

担当集治 千晶先生(非常勤)
前期にもドローイングの授業を担当して頂いてました。
よろしくお願いします。

道具も版も

1回生の後期最初の授業は“コラグラフ
コラグラフ:「コラージュ」する版画というような意味で、版となる素材に色んな物(紙、布、糸、針金etc.)を張り付けたりして凹凸をつくりそれを刷るというもの。
ボンドやニス、ジェッソ(地塗り剤)などを筆で塗った部分もイメージになり、

ニードル等でキズをつけてイメージを作る事もできます。
版面の凹凸両方にインクをつけて刷ることができます☆
(ただ、あまり厚みがあるもの刷りにくい&プレス機に通す場合は機械を傷めてしまうのでほどほどが良いです)
作った版にインクをつけて刷る。次は構成を変え、色も変えて刷る。
というような流れで制作を進めるので一つしかできない版画となります。

また京都精華大学版画コースでは環境を考えて
主に使用する版をオフセット印刷の使用済みアルミプレートを使ってます。
<リサイクル版画とも呼んでます>
▲初日のレクチャー風景

さらに授業ではニードル(針)を自分用にオリジナルニードルを作ります。
木材を切り、針をくっ付けて(糸を巻き付ける)個々が使いやすいものとなります♪

それからコラグラフだけでなく、ドライポイント(銅版画:イメージを版にニードル等で直接引っかくようにして作る技法)も行うため、
手前、奥の学生はそれ用の銅板を下準備してます。
(四辺を金ヤスリや専用の道具で磨く
このあと版面も少し磨きます

▲版を作る時、アルミプレートなのでハサミやカッターで自由な形に切ることができます。

担当熊谷 誠先生(非常勤)
今年もよろしくお願いします!

描き写す+

♢未公開写真シリーズ♢
1回生ドローイングの授業
この時はデジカメで撮った画像からイメージを描き写し、さらに手を加えてドローイングすというものでした。



普段は卓上ですがちょうどこの時期、ラフデッサンの課題中でもあったのでこの授業もイーゼル(絵を立たせて描く時に使う通常3本脚の台)を使用しました。

しかも、ラフデッサンの位置取りをしてるためみんな接近してます◇◇◇

タイプいろいろ

◆未公開作品の紹介 第2弾◆
お盆あけましたね〜◯
お盆中は皆さんいかがお過ごしだったでしょうか?
今日は1回生の課題作品でご紹介できてなかった作品群をUPします。
まだ、版画技法を習ってない頃、
自分なりに様々な表現方法を考え、自分を表現するというものでした。








しばらく展示をしていたので、クラスメートの作品をじっくり見たり、
教員、先輩、多コースの学生、の目にとまる事にもなり、
1回生達はやる気にも繋がったようでした◉◉◉

展示場所を探す◎-◎

工芸基礎の授業最終日は展示合評会
どんな場所に設置して、見せたら良いか。

自分なりに考え、主に対峰館内に作品を展示しました。

天井から吊るしたり

階段に置いたり

テーブルは大人気ですね◯

お香たて
◉香りに癒されます◉


作品は“工芸”という事で、実用性についても考察したもの作りになりました。
みんな、家で使うのかな?

*ラフ*

1回生実習室のの前。

入れません!!

なぜかというと今、裸婦デッサンをしてます。

モデルさんに来て頂き、教室中央に台を設置し、そこでポーズをとってもらいます。
イーゼルを立てグルッと囲んで行います。

前半、幾つかポーズをして頂き、後半は1ポーズを時間をかけて仕上げます。

モデルさんが帰られた後も手を加える学生もチラホラ。
今後、グリサーユ(グレー地に白黒で描画)や着彩もします◎

作品展示@対峰館2F

これまでにご紹介してきた1回生の課題作品を展示してます☆
まず、コージュ→サーフェース(描き写し)→ポリマー版画制作という流れに沿って作った作品と、




だいたい1パネル二人つづになってます▲

ピンホールカメラ制作→撮影→現像→反転を行った作品の大きく2種類です!

このカラフルバスがカメラ!
こんなカメラ珍しいですよね。

ちっちゃくてかわいい写真がたくさん入った豆本のようになってます↑

対峰館2Fエレベーター前と廊下にかけての展示となっていますから、
結構な見応え、あると思います!!
◎皆さん、ゼヒゼヒ観にいらして下さい◎来週火曜日までです。
機会があれば1回生達にご意見も聞かせて下さいね!

◇◆プレゼンテーション◆◇

平面作品を中心に立体作品なども制作してますが、今回の課題は、プレゼンテーション
何をするかと言いますと
テーマに基づき、作品制作をし、それをプレゼンテーション(第三者に伝える)する。
という流れになってます。


また、この課題は個人制作でもグループ制作でもどちらでもOK!
そんな訳で普段とは違う何かができる★

という感じになったと思います。

プレゼン発表の場は春秋館となりました。

マイクを使ってプレゼンするので、これまでの合評会とも少し違い
みんな緊張気味
実写やアニメーションをデジタルカメラを使ってコマ撮りにしたり、

デジタルビデオカメラを使ってムービーを取って制作をする学生が殆どでした。

さらに、みんなで鑑賞をつけたりそれぞれにコメント記入をしました!
最終、みんなの声が聞けるのは嬉しいですよね!

写真ではなかなか作品の紹介をする事ができませんが短期間で、専門分野ではない事だったと思いますが、試行錯誤しながら取り組んでました!