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京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『3回生の授業風景』カテゴリーの投稿一覧

レーザーで彫る

本日は「96」が「くろ」と読めることから「黒染めの日」➪『黒の日』でもあるそうです。
版画では黒(墨)1色の作品が多数あります。

前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の10
3回生/レーザーエングレーヴィングの作品をご紹介します。
 
エングレーヴィング:版画の凹版技法のひとつで、ビュランという先端が鋭利な刃のついた器具で、銅版に線を彫り、その溝にインクを入れ、刷る版画技術。
この授業ではビュランではなく、レーザーによって版を彫刻して作品制作を行いました。


授業最終日、
版画コースのギャラリースペースで展示を行いました☖

マット(厚手のボード(紙)///作品を保護、作品とフレームとのサイズの調節、作品を引き立たせる、等の役割を果たす)をつけました✩★☆

作品を傷めないよう気を付けて。
 

イメージはパソコンで作成
  

✦✧細かな線や点まで表現できる✧✦ 

データーを業者に発注すると、 

板、アクリル板、金属板、ゴム板、色んなものをレーザーで彫ることができるのです✯ 

授業では主に木版、アクリル板による凹版画をやりました。 

木版だと、水性インクも、油性インクも使えます

アクリル板による凹版画は油性インクでエッチングプレス機で刷りました☉   

レーザーエングレーヴィングは
✪版画の新しい表現方法✪
これからまだまだ表現の幅が広がりますね✧∗⁺

大学は静かです

☀今日も残暑厳しいですねぇ☀
水分&塩分補給、
日焼け、
♘体力気力の低下、にはお気を付け下さい♘

 
前期授業でご紹介できなかったものをお届けするシリーズ 其の4
 
3回生
《レーザーエングレーヴィング》


何気に版画っぽくない写真でしょ!?
何をしてるかと言いますと、
 
レーザーで彫られた版木の一部をカットしてるのです✄・✄・✄ 
@池垣先生の研究室 
✶先生の研究室はドラえもんのポケットのように色んなものがあります✶

「レーザーで彫ったイメージってどんな感じ???」
 
こんな感じ☟☟☟

ほぉ〜
 
手ではできないような細かい線や点までがキレイにできてます✧∗⋄⁺

 
《CG》

デジカメの画面を覗き込む二人組
 

『シュリケンの旅』
を動画にした作品のオープニングイメージの撮影。
 
飛ばされて、色んなものを切って、恐竜に食べられて、という風なお話だと聞いたような・・・
でも、結局完成が見れなかった。。。
 
 
ブログにもUPできずじまい。。。
  

整いました✵


「私が釣りました」
と、牧野先生
 
 
いや、ウソです。
先生はそんな事、一言もおっしゃってません。
 
ではなんでしょう?
 
刷毛下ろし✶用の
鮫皮

 
刷毛下ろし:一部の刷毛は買いたて、そのまま、は使えなかったりします。
また、使い続けると、刷毛のカタチが崩れたりします。
そんな時、


刷毛の先を熱で炙り、
鮫革で擦り、
毛先を枝毛状にして使う。
髪の枝毛は大敵ですが木版で使う刷毛は枝毛が良い)
 
これで絵の具ののりが良くなったりするわけですね〜

合評×2

夏日でしたね〜☀
 
3回生/全体合評会

先日の4回生とは違い、何となくギコチナイ感じ。

それもそのはず、
ゼミに別れてからの全体合評会は⚡初⚡だから。。。

6人もの先生がズラッと並び、マイクでプレゼンとなると緊張します
 
 
その近くの部屋では
2回生/ブックアートの合評

折り本、くるみ製本を制作

中のイメージから
装丁、製本まで、
すべてがオリジナル


定規できちっと測って
糊付けも適度な分量で作るとなるとなかなか難しかったようですが、


達成感はかなりあったようです✧

✧ヒカリマジック✧


いい顔してますよね〜
 
何が彼女達をこんなに楽しませてるのでしょうか? 
 
それは

”光の絵”

カメラのシャッターを10秒間開きっぱなしにして、その間に
暗闇で
何かのイメージを
ペンライトを付けたり消したりしながら描くと…
 

どれどれうまくできた???

✿二人が傘に入ってる光の絵ができましたね✿

✯動くイメージ✯

本日は☆七夕☆
織姫と彦星が1年に一度逢える日ですが、☂雨が降ったり止んだりですね☂。。。 
この雨ですが催涙雨とも呼ばれ織姫と彦星が天の川を渡れず、流す涙だそうです。
結局、逢えているのでしょうか?


情報館にて願いを笹にくっつける学生。
織姫と彦星の願いとともに、皆さんの願いも叶いますように✧*
 
3回生CGアドバンスでは、
「イメージを動かす」ことをしています。
映像作です。
  
どんな映像にするか、

まずは
絵コンテを作る。

撮影前に用意されるイラストによる表で、映像の設計図。
文字表記して、
1つのカットがどのようなものかを分かり易くかなり細かい部分まで説明するもの✪
 
それができたら
いよいよ☉撮影☉

彼女達は“コマ撮り”をしてます。
モチーフをカメラで1カット撮ったら、
モチーフの位置を少し動かし、また撮影。
これを繰り返して、
それらを繋げて動かすと映像になるっ✫

ノートの端に描くパラパラマンガをイメージしてもらえればいいかと思います。

紙のシュリケンの冒険   かな?
 

撮影したらパソコンに取り込み、編集
撮り貯めた映像(画像)素材を繋ぎ合わせ、
時には音楽、文字も入れる。

 

できたら一つのつながった映像に書き出して、
DVD等にも焼いて
✦完成✦

 
もっとやるなら、
そのDVDにもイメージを入れたり、そのパッケージも考えれますよね。
 
どんな映像ができあがってくるか楽しみ〜♪

ゼミ実習

梅雨時期とあって

ジメジメしてますねー↓↓↓

3回生/武蔵ゼミ

ストーンリトグラフ(石版画)の実習

まず石(石灰石)を金剛砂で磨く✦

金剛砂は粒の大きさを何段階かに分けて磨く✦

最初は荒目➫➫➫徐々に細かな粉へ

金剛砂と石が混じり合ってマヨネーズのような感じになると、水洗い。

この作業を繰り返します。

描画

完全乾燥

入念な製版作業

版の状況をよく見定め、

描いた状態をキープさせる作業が✫応用編✫

続きはまた日を改めて。。。

✶引き立つ✶

今日は作品のフィニッシュに関わるお話
 

版画、写真、日本画、洋画、などは最終的な作品の見せ方として額縁に入れるという場合をよく見受けますよね。
その状態を【額装】といったりします。
また版画や写真は額の中にもう一つ窓のようなものが付いてる場合もあります。
見られた事ありますか?
アレはマット(マットボード)という代物で、
✧作品をより美しく引き立ててくれる✧のですっ!


マット:
厚手のボード素材で作られていて、1mm~3mm位の厚さがあり、場合によって二重に重ねられたりもする。
大抵、作品サイズにあわせて窓抜きされています。

✦作品保護の役目✦
額のガラスやアクリルは、それ自体が化学変化を起こして作品を傷める心配はない素材ですが、作品表面が(湿度や温度の変化により)変質してガラスに張り付いてしまったりといった事故は起こりえます。
それを防ぐために作品の周りを窓抜きされたボードで囲って作品が密着しないようにしているのです。
  
長期間作品を保存しておく時の一番の大敵は「酸」
上質なマットボードには、酸を中和させる薬品が入っていて作品の劣化を防いでいます。
 
装飾 バランス

コレ、大きな問題!
版画作品の場合、作品が刷られている部分よりも大きな余白(マージン)がとられているケースがありますが、
その余白をどの程度見せるか?
イメージのサイズとマットとのバランスはよくよく考えないといけません!!

が長くなりましたが、
このマットの窓抜きはだいたい額屋さんにお願いする事が殆どですが、
経済的な事を考えると、自分でやりたくなる事も!!

 

私たち、ハンガコースは

✌マットカッターを持っているのです✌
 

マットもこのようなブック型があり、
このまま展示もできるし、
保存も楽ですね✪

 
ですが!マット抜きは
なかなか難しいのです。。。

一回で抜けきれなかったり、
素人ではエッジが甘くなってしまい、残念な感じに。。。

 
最初、自分でできるのは1mmの小さいサイズくらいかな。
上手くなれば大きいのもできます。
それまでは
ゼッタイ!失敗したくなければプロにお願いしましょう♘

– My ink –

版画のみならず、絵を描く際に絵の具は大事な存在です☍

基本的に既成のインクを使うのですが、

インクが緩すぎたり、

硬すぎたり、

色にオリジナリティーを加えたい!!時⌚⌚⌚

✵インクを作るのですっ✵

顔料(着色に用いる粉末)にアマニ油(黄色っぽい乾性油:空気に触れると固まる油)を混ぜて油性インクにする。

アマニ油にも粘度が3種類あり、状況に合わせて使い分けします。

顔料はパウダー状のものを使用するので、

「バフッ!」と

まわりに散らからないよう、気を付けて、

はじめ「そぉ〜っ」

後半はしっかり混ざるように✤✤よく練る✤✤

既成のインクに顔料を加えても❁OK❁

一から作っても❁OK❁

しっかりメモって、ゼヒゼヒTRY!

何か、すっごい面白い事があったみたいですね〜^^

真剣な話が進む中にもこんな和やかな事もよくあります✿

カメラいろいろ

北野ゼミ生達は、


まず、本格的なカメラの撮影、写真に関わる物の扱い方を学びます✎✎✎
 
これまでは35mmフィルムしか使った事がなかった訳ですが
120mmフィルム(ブローニーともいう)を使って中判カメラでの撮影と現像をしてみます。

フィルムの入れ方も違います。
 
フィルムが大きくなるとどうなるか・・・

画像を取り込む面積が増えるので、より高精度な画像を手に入れる事ができるのです✧✧✧
 
版画コースでは手前はRolleiflex 6×6(ロクロク)、奥、Mamiya 6×7(ロクナナ)
他にもPENTAX 6×7
もあります。
 
大御所登場!

大判カメラ 4×5 シノゴ呼ぶ。
 

ロール状になっているのではなく、シートフィルム(カットされている)を使う。
☝フィルム装着方法☝
 
また大きい(重い)ので三脚に乗せます。
 
学校の集合写真などによく用いられます。
少し前なら、カメラマンさんがいらして、
「ハイ!撮りますよ〜」
と言って黒い布をかぶって撮影されてました^^

今やデジタル一眼ばかりですが感度、解像度などからも未だ✦重宝✦されています