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京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『夏休み』カテゴリーの投稿一覧

なくてはならない!

これはでしょう?

◇色とりどりの画用紙◇

◇絵の具◇

◇色鉛筆やマジック◇

◇顔料◇
色が沢山あるだけでも楽しくなってきます♫

何かというと…
絵を描いたりものを作る時にはこういった道具が必要になってきますよね。
そんな時の強い味方★
画材屋さん!
京都精華大学では学内に画箋堂さん(画材屋)が入っていて、沢山の画材を取り揃えて頂いてます☆
学生達も教員、スタッフも必要なものが出てくると画箋堂さんを訪ねます。

↑この辺りは主に版画で使う物品


本屋さんも併設されててとっても便利です♪
文房具やちょっとした生活用品などもあります。

店長さんとスタッフさん
恥ずかしいとの事だったので遠目に撮らせて頂きました。
いつもお世話になってます!
♣今後とも宜しくお願いします♣

☀夏休みの過ごし方☀

9月入ってもう4日目ですね。。。
夕方には虫の声が聞こえます◎
今年は冷夏だったので京都も過ごしやすかったなぁと思います。
▲今日はそろそろ後期授業の迫る工房・教室で見かけた学生達です▲

銅版を専攻してる学生が多く、銅版工房が一番活気があったかな?

☆キノプリントを制作中☆
思い描く完成図に辿り着くのには野を越え山を越えなければならないようで若干苦戦してるそーです。
もう少しだ!がんばれ!!

先日いった展覧会「ジュゼッペ・ペノーネ展」 2009年7月7日[火] ~ 9月23日[水・祝] @豊田市美術館
がとっても良かったようで、そのカタログを熟読⦿⦿
右にあるのはキノプリの試作品かな。

△夏休みの課題制作中△
細かな彫り作業を終え、次は摺作業!
「木版は久しぶり」(普段はドローイングやポリマーをしてる)と
言ってましたが、彫りは上手くできてました◎
そういえばどうして木版にしようと思ったのかな?
↑上は全て後期から本格的に卒業制作に入る4回生でした。

↓きっと大学生の夏を満喫してるであろう1回生。

いつもより自分のスペースを拡大してますね^^

こちらは机の上で黙々と制作してます。
(後ろの絵の作者ではありません)

描き写す+

♢未公開写真シリーズ♢
1回生ドローイングの授業
この時はデジカメで撮った画像からイメージを描き写し、さらに手を加えてドローイングすというものでした。



普段は卓上ですがちょうどこの時期、ラフデッサンの課題中でもあったのでこの授業もイーゼル(絵を立たせて描く時に使う通常3本脚の台)を使用しました。

しかも、ラフデッサンの位置取りをしてるためみんな接近してます◇◇◇

*自己ピーアール作戦*⁑*

◆未公開写真◆
3回生の写真技法の授業最終日。
この授業ではデジタル一眼レフカメラの使い方やスタジオでの撮影方法、それらの画像のなどを学びました。

課題としては
これまでの作品をスタジオで撮影


フォトショップ,イラストレーターなどを使ったPC編集出力
一冊のポートフォリオ(作品集)作成をしました。

できあがったポートフォリオをみんなで見ました⦿⦿⦿

友人のポートフォリオをまじまじとみてます◯

作品の現物を見るに超した事はないのですが、

いつでもどこでも持ち歩くのはちょっと難しいですよね。
それに一つだけでは伝わらない事もあります
そこで
☆ポートフォリオの登場☆
ポートフォリオには色々なタイプがありますが、
コレで作家(作者)の考えている事や作品の流れがわかるものです。
だいたい持ち歩けるサイズの一冊のファイル形式のものが多いです。

こうする事で、就職活動の時にこれまでの自分が身に付けたスキルを見てもらえたり◎
作家活動でギャラリー等や学芸員さん,コレクターさん,マスメディア関係,作家さんに見てもらったりできます◎
これがあるのとないのとでは大きな差です!!
自分を表すツールの一つとして必需品ではないでしょうか!?

馴染みの

昨日は衆議院選挙でしたね。
今回は話題性もあったせいか投票率も高かったようですが、有権者の皆さんはいかれましたでしょうか?

今日は東洋・西洋で最も古く、そしてきっと日本人にとって親しみのある版画

♦木版画♦の道具を紹介します。
中でもより馴染みのある水性木版画に使うものをご紹介します。

木版は凸版画の代表です。

でっぱている所に絵の具をのせて紙に刷る訳です。(機械を使って木版凹版もできます)
版は当然“木”ですよね。
年輪に沿って切った板目と年輪が見える面を使う木口がありますが、使いやすさからも板目の方が一般的。
版木の種類も様々ですがシナベニヤと呼ばれる合板が多く使われてます。

♢彫り道具♢

彫刻刀:手前から平刀(削った部分をこれで滑らかにしたりもできる)丸刀三角刀切出し(イメージに沿ってこれで切り込みを作っておくと残したい所まで削ってしまった!等の失敗が少ない)。平ノミ、丸ノミ

細かな部分は彫刻刀で用途によって刀の形で使い分けながら彫り、
ノミ類は大きな面の処理に使います。

作業台机にセットし、この上で彫り進めていく。ストッパーがあって版木を固定できて使いやすい◎(中央の三角のへこみも版木を斜めにした時によい◎)
奥は砥石:彫刻刀が削りにくくなったらこれで研ぐ。

絵の具は水性油性どちらもできますが、
これは水性用の顔料:粉末状の絵の具で大学ではだいたいコレを水で説いて使ってます。
市販の水性絵の具でもOK◉

紙は和紙を使います。楮や三椏、雁皮(がんぴ)などなど種類

ごめんなさい。。。

昨日のブログ⁑活躍⁑といえば、展覧会などでの発表というカタチでの活躍ももちろん!ありますよね。
ハンガコースの在学生、非常勤講師が参加した展覧会を紹介だけさせてもらいます。
でも、今日案内させてもらう分は一つを除いて既に会期が終わってしまってます。
皆さん、会期前にお知らせすべきところ、
ごめんなさい!!
次の機会もまたお知らせ下さいね!

■□4回生の鮫島ゆいさんの展覧会案内□■
個展
【おかん×鮫島ゆい×商愛】コラボレーション
Tシャツ販売イベント!(イラストデザインは鮫島さん)
作品展/2009.8.2(sun.)

グループ展YOUNGER ARTIST#9
2009.8/4-8/16
場所: アートフォーラム JARFO
京都市東山区三条通東大路今小路町81-1F
TEL:075-751-0044
http://www16.plala.or.jp/jarfo/kaisaiyotei2009.html

この画廊の開催中の展覧会にも鮫島さんは出品してるそうです◎
2009日韓青年作家交流展
2009.8/18(TUE)-8/30(SUN)
12:00−19:00 月曜日休廊
JAPAN
岡田 亮/中村美奈身/寒出 優里/鮫島ゆい/家現 一恵/長谷川彩乃/八橋聖美/
KOREA
Kam Rayoung Han Dongsik Park Miyoung Song Namkyu
 Yeo Yunkyeong Byun Haekyung Min Seonmi

鮫島さんは2008ACRYL AWARDの美術手帖賞受賞などの受賞歴もあり、
http://www.turner.co.jp/award/acryl/2008/bt.html
只今、活躍中です☆


高橋耕平先生(非常勤講師)が出品されたグループ展
NEW bORDER[ニューボーダー]展
2009/8/16(日)〜8/23(日)
11:00〜19:00
会場:蛸蔵
高知県高知市北本町4丁目1-23 藁工倉庫

http://d.hatena.ne.jp/newborder/

ギャラリースペースというと白い箱が一般的ですが
倉庫での展示も興味深い*★

こちらは8月どころではなくなんと3月にあった二人展の紹介。

てんてん書店展
杉立 あゆみ×小幡 明(ともに4回生)
2009.3.9〜3.15
場書:Wallow Kaba
京都市中京区寺町二条上ル要法寺前町709

二人の店長A氏とM氏氏による一週間限りのてんてん書店
どこかでありそうで実は絶対ない
そんな本 展示してます

というものでした。

活躍☆*。

美術手帖9月号(最新号)に版画コースの卒業生が掲載されてるのを発見しました!
コレ↓です!(P142,143)

カラーイメージングコンテスト2009の作品募集と、櫻井裕子さんの作品の記事です。
櫻井さんは3年程前(曖昧でごめんなさい。)版画コースを卒業され、
昨年度のカラーイメージングコンテストでグランプリを受賞されてます!!
★おめでとうございます★
http://www.epson.jp/contest/gallery/cia/2008/01.htm

写真、グラフィックデザイン、イラストレーション、絵画、版画など、幅広いジャンルで制作されたデジタルプリント作品が応募規定だそうです。セイコーエプソン株式会社が主催。
詳しくはhttp://www.epson.jp/contest/をどうぞ!


こっちはコンテストのチラシ兼応募票です。
ハンガコースの展覧会案内コーナーには置いてますよ⦿

卒業生の活躍はとっても嬉しいですね〜♡
学生達の励みにもなります◎◎◎

卒業生の皆サマ、何かありましたら一報ください!
版画コースにもゼヒ遊びに来て下さいね!!

平らなのに!?

今日は◆リトグラフ◆の道具の紹介。
石版画ともいわれ、平版画の代表です◉
版面に油性分を含んだ描画材でイメージを描き、そこに科学的な処理を行い、
と描いた部分にのみ刷りたいインクが付き、紙に刷るというもので、水と油の反発生を利用した版種です。
見た目版面にでこぼこはありませんし、
この科学的処理というのがあるため、
版画の技法の中ではその方法が最もわかりにくいと思います。
版には石灰石が元々使われてましたが、石が貴重な事と軽くて便利なアルミ版が主です。
石灰石を使う時には石を磨かなくてはいけません!

左:金剛砂(金属粉の粒の大きさを徐々に強い小さくながら磨く)
中央:石同士でも良いですかこういった道具を使う事もあります。
鉄板部分を石に当てて取っ手を回しながら磨きます。
右に写ってるのが石灰石です。

描画材料

右からリトペンシルNo1~5、番号の若い方が柔らかい。と手前ダーマトグラフ
リトクレヨンNo1~5
左-解き墨:リトペンと同様、墨と油性分・脂肪分を含んだ描画材料。

製版や刷りに必要な材料
手前:アラビアゴム固形(これを水に溶かして使う。左がその液状。製版や版の保存、描画時のマスキング効果もある)
右からセルローススポンジ(植物繊維で版版面を水でふいたり、アラビアゴムを塗る時に使う)
タルク:描画部分を酸から守る
左奥-チンクタール:製版時に使う

製版用ローラー裏皮が使われてる。と
製版インク:印刷インクと違い、乾きにくいので保存にも使う。
手前は手皮:ローラーの滑りが良いよう
に持つもの。

平版用ゴムローラー:刷りの時にインクをこれにつけて版の上を転がしながらインクをのせる。
手前はインクの練ったり、のばすための台。

こういう小さなものも使えます。

インク:リトグラフでよく使われる油性インク

平版用プレス機:スクレーパーと呼ばれる(最近は樹脂のもが多い)のようなもの垂直に圧力をかけ、
水平に移動させて刷る
もの。シリンダーは下に一つ
右側に立てかけてある乳白色のものはチンパン:版、紙、あて紙、チンパンとのせて圧力掛ける時に
スクレーパーの滑りを良くする。

道具がいっぱい!

以前から版画制作にはたくさんの道具や機械・設備が必要です◉といってますが今日ご紹介する銅版画はその中でも特に多いかもしれません。

まずは描画等にいる♢基本道具

右上からバニッシャー付きスクレーパ(版面の修正などに使う)
ツイストニードル(ドライポイント<銅板を直接引っかく技法>用ニードル、先が針のようになってます)
ラインエッチング(腐食法)用ニードル太線用と細線用(同じく先が針のようになっている)
ルーレット細目と荒(描画の際に版面に沢山の点をつけれる)

右奥からスクレーパー(版面を削る道具)
バニッシャー(版面を磨く道具)
連発ビュラン(版面を削って描画する道具で、一気に何本かの線が引ける)
ビュラン(版面を削って描画する道具、線は一本)

ロッカー(ベルソー)
メゾチント(版全体に無数の刻みをいれてからバニッシャーやスクレーパーでその刻みをならすようにイメージを作る技法)を制作の際に版面でこれを左右に揺らして点の集積を作る

切断機(銅板を切る)

アクアチント室(松ヤニの粉を銅版に振りかけ、熱で定着させた後腐蝕する。サンドペーパーのような面が出来る)
手前がその箱。エアーコンプレッサーで中の松ヤニの粉を均一の舞いさせる。
奥が熱処理場。

腐食室(銅版を腐食液に入れて銅をとかす)
汚れてますが換気設備はバッチリです☆

ウォーマー(グランド(防食材;コレを塗った部分は銅が溶けない)引き・インク詰め・インクふき取り作業に便利)中央の黒い物です。

銅版画用インク。油性です。

プレス機(銅版を刷る機械:上下にシリンダーが付いていて強い圧力がかかる)

電動特大エッチング用プレス機(このサイズがあるのはなかなか貴重!)

こんな所にいます☖

版画コースは対峰館にいますと何度もお話しさせてもらってますが、

そもそも対峰館ってどこにあって、どんな建物?と、思ってらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんよね。
今日はお天気もいいので☀対峰館の外観をご紹介します★

対峰館は2007年4月に竣工した、まだまだ新しい校舎
版画コース以外にもビジュアルデザインやカ−トゥーン、アニメーション、マンガプロデュースがこの中にいます。
見た目以上に中はもっとユニークな5F建て
坂にも面しており、慣れるまではココは何階?と、迷ってしまう事もよくあります。

でも、大学全体のほぼ真ん中にありますので、どこへ行くにも便利です◎

5号館から撮影▲
手前は自在館、光彩館とも面した広場で、学生のくつろぎスペース
木野祭でライブ会場になったりもします。

右手は山肌がむき出しなのですがそこに

⁑ ゆり ⁑いくつも咲いてました*.゜。
この坂を歩いてるとあちらこちらでユリを見つけました!
キレイですね〜どこからか種が飛んで来たんでしょうね〜

↓では、これは何だと思いますか?

大学が設立した時に植えられたの樹木。
対峰館を建てる際にやむおえず伐ったそうです。。。
残念。。。
工事が終わってから元の位置にその根だけを戻したいう訳です。
対峰館の守り神的な存在ですね*。゜