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自己紹介

京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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『1回生』カテゴリーの投稿一覧

一番身近な

今日も暑いですね〜
熱中症にならないようにこまめな水分補給をお忘れなく、くれぐれもお気を付け下さい!

これまで何度も何度も、版画は多種多様な表現方法があることをお伝えしたかと思いますが、
今日は、その版画の中でも最も身近な版画について。
何かわかりますか〜???

ペンケースに入っている○○を切り出してポンッ!押すだけでできてしまうアレ。

<消しゴムはんこ>です!!!

皆さんの中には、既になさったことがある方もいらっしゃるかもしれませんね〜


材料は、

消しゴム(一般的な物でもできますが、専用の物を使うと更に作り易い^^)、三角刀やカッター、デザインカッター、鉛筆、トレーシングペーパー(絵を消しゴムに写す時に使う)、スタンプパッド、カッティングマット等


あとは好きな絵を描いて、彫刻刀やナイフを使う時には手を切らないように気をつけて!

最近はカラースタンプ台の種類も、かなり増えました。


誰でも何処でも簡単にできるのが魅力ですが、デザインを考えたり、切り込み方の工夫でどんどんクオリティーの高いものができます!
消しゴムはんこ作家さんもいらっしゃいます^^

ぜひ一度、チェレンジしてみてくださーい!

※消しゴムはんこ用消しゴムやカラースタンプ台は大きめな文具屋さんや画材屋さん、にいけばありますよ

続編 ピンホールカメラ 出来上がりました

暑い日が続きますね…

さて今日は少し前にご紹介した1回生ピンホールカメラの授業

カメラをデザインする!の続編をお届けします

大学内の色んな場所でピンホールカメラを持った版画コース1回生に遭遇

各々選んだ場所でカメラを構えます

中にはこんなにかわいいカメラも!!

タコ型カメラ 9機

表情もかわいらしい

そして、ピンホールカメラの授業で重要な作業

暗室作業!

北野先生が慎重に量っているものは…

ピンホールカメラで撮影した印画紙を現像するのに必要な薬品

現像液 印画紙に像を浮かび上がらせる液

停止液 現像における化学変化を止めるための処理

定着液 光によってそれ以上変化がおきないようにさせる液

3種類の薬品を使って現像作業をします

赤い照明の中での暗室作業

赤い照明はセーフライトといって印画紙が反応しないように特定の波長をカットしたライトです

よくドラマや映画などでみかける光景ですよね?

現像液のなかにピンホールカメラで撮影した印画紙をいれると…

ジワーッと像が浮かび上がってきました

これぞ暗室作業の醍醐味

明るい部屋でプリントしたての印画紙を手に

光が当ったところが反応するので空が黒くなっていますね

さて、プリントした写真とカメラはコンセプトをもとに展示までが課題です

鉛筆型のこちらのカメラで撮影されたものは鉛筆型ブックにまとめられていました!

複雑な形のカメラ!

どのような写真が撮れるかというと…

このような仕上がりです!

露光時間を少しずつ変えて変化がわかる仕組み

この他にもたくさんのこだわりカメラが出来上がりました!

対峰館2Fエレベーター前に展示中です

在学生の皆さん ぜひみてくださいね!

カメラをデザインする!

やっと梅雨らしくなってきましたね

今日は一回生の授業より

ピンホールカメラの授業の様子をお届けします

ピンホールカメラとは…

レンズの代わりに針穴(ピンホール)からの光を取り込み写真を撮るカメラ

カメラの名前の由来ともなるカメラオブスクラの原理を利用して、針穴(ピンホール)から入ってきた光を印画紙に焼き付けます


まずはピンホールカメラ本体を制作!

授業ではカメラ本体のデザインもしっかりします

プランを書いてデザインを決めていきます

本体の箱は光が入らないようにすることが重要

真っ黒にジェッソを塗り (遮光完璧!)

こちらは花形などの模様で印画紙に焼き付けできるように仕掛けをつくっているのだそう

(どんな画像が出てくるか楽しみですね!)

しっかりと構造はできているかな?

北野先生チェック☝

続きは また近々

どんなカメラができたか、どんな写真が撮れたかお楽しみに!

夏日和なこんな日には…

夏のようなお天気が続きますね。。

わたしも昨日は今年初のTシャツをきました!!

☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀☀

さて、今日はこんな夏日和にぴったりの一回生授業をご紹介します

先月の一回生の授業では、自画像からの展開としてメッセージ入りのTシャツ制作をしました

自分の好きな言葉や、自分の性格を表したTシャツ

なかには『こんなん誰が着るんだろ〜?』という面白Tシャツをテーマにイメージを描いていたり

それぞれに思い思いのオリジナルTシャツ作りを楽しんでいましたよ☀☀☀

まずはスクリーンの準備

乾燥して光にあたると固まる乳剤を塗っているところ

こちらは手で描いたイメージをシルクスクリーンの原稿にするためパソコンでの作業

刷ります!!

じゃ〜ん!きれいに刷れました

初めてシルクスクリーンを体験した学生ばかりでしたがみんな上手に刷れていました!

さて、恒例ですが、、

出来上がったTシャツを着て全員集合!!

暑い日が続く最近、早速にオリジナルTシャツを着て登校している人も ♪♪

お気に入りの一枚できたかな?

学外へ!!

春うららかな先週のある日…

新1回生と学外へ見学へいってきました


これは表現ナビという芸術学部共通授業の一環で、今年から始まった授業での取り組み

コースごとに見学先がちがいます

版画コースでは、

国立近代美術館

ギャラリー巡り

HAPS(東山 アーティスト プレイスメント サービス)

六波羅蜜寺

を廻りました

まずは集合!4回生の先輩も加わって賑やかです

大学外で揃うこともなかなかないですよね 珍しい光景です!

遠足のような一日の はじまりはじまり

京都国立近代美術館にて開催中 交差する表現 工芸/デザイン/総合芸術

竹久夢二の版画作品、千代紙 陶芸家のバーナード・リーチ 富本憲吉の版画作品、上野リチの壁紙など

版画技法を使用した作品が多く展示されていました。

そして、ギャラリー巡り…

ちょうど大学院2回生の迫さんの個展が開催中

テレビ、ネット雑誌などで出回っているなんでもないイメージを

シルクスクリーンやデジタルプリントで出力した作品が展示されていました

迫さん個展会場の展示風景


お昼ご飯は円山公園で

ちょうどこの日は桜も満開

お花見をしながらのランチタイム

新しいクラスメイトとも仲良くなれたかな?

午後はHAPSへ…

HAPSとは、昨年9月に京都市の「京都文化芸術都市創生条例」に基づき開設した京都を拠点に活動するアーティストを支援する組織です

住む場所、アトリエ、発表場所などの相談窓口となったり、また色々なプログラムでアーティストを支援しています

http://haps-kyoto.com/


先日改装修理が終了したばかりのHAPS事務所

100年前の町家らしいです!!

事務所を見学後は管理をされている廃校になった小学校でレクチャーを受けました

最後は一回生全員で集合写真

みなさんいい表情で!たくさん歩きましたがいい刺激をうけてくれているといいな


開催中!! 1回生有志展

1回生有志によるグループ展

2013年2月19日(水)-2013年2月24日(日)


京都精華大学内 本館1F ラウンジスペース

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

DMのデザインから会場構成、みんなで役割分担をした展覧会が有志で開催されています。

作戦会議中… どこにパーテーションを設置するか、、

空間を使っての展示 糸をはり巡らせてインスタレーション

作品タイトルも決めなくては!

クラスメイトと作品タイトルを考える ♒♒

いいタイトルを思いついたかな?

精華大学に入学してもうすぐ1年を迎えようとしている1回生

元気いっぱいフレッシュな展示になっていましたよ!

開催日が残り少なくなりましたが、ぜひ足をお運びください。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

木版画の極意

新年おめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いいたします

本日より授業が始まりました

寒さに負けずがんばっていきたいです!!

さて、年始初めにご紹介するのは

1回生木版画基礎の授業

ちょうどこの日は水性木版画の極意といっても過言ではない

ぼかし』のデモンストレーションの日でした

担当は 川端千絵先生

まずは二色をグラデーションさせるつけ合わせぼかし

色の配分を決めて版木に絵の具をのせてゆきます

刷毛に絵の具を馴染ませながらきれいなグラデーションになるように!

刷り上がりに歓声!!

さて次は 一文字ぼかし

色一色と水(正確には水で溶いた糊)のグラデーション

ぼかしは刷毛の使い方がポイント☝

丸刷毛を傾けて使っているのわかりますか

きれいなぼかしをつくるには

少しづつ刷毛に絵の具を含ませて、小刻みに平行に動かしていくのがポイント☝

あっという間に2種類のぼかしが完成!

他にもあてなしぼかしという版の上で、刷毛の動かし方によってグラデーションをつくる方法のデモもありました

川端先生の作品

上の写真の作品に使われている実際の版(あてなしぼかしで刷られています!)

目の前で刷り重ねられ出来上がっていく作品を前にして

1回生達のまなざしがギラギラと輝いていました

他にもたくさんの作品を持ってきていただきました!

1回生 銅版画基礎

少し前の1回生の授業の様子をお伝えします。

銅版画基礎の授業の様子…

まずはオリジナルニードルを作る!

写真の彼は、木の枝にニードルを仕込んでオリジナルニードルを作成していました

この授業では、銅版画ドライポイントと廃材のアルミ板を使ったコラグラフ版画を学びます。


アルミ板を加工して作ったコラグラフの版

ジェッソを塗ったり、金槌で叩き付けテクスチャーをつけたアルミ板にインクを詰め刷っていきます。


合評風景


そして、今回のこの授業

コラグラフで刷った作品をそれぞれに製本しました。

刷ったイメージにあわせ、デザインされたオリジナルブック

紙に刷ったままよりも、本にすることで細部を意識でき、ディティールをじっくりとみることができます。

それぞれに形や展示方法にこだわっていて、とても充実した展示になっていましたよ。

☄☄☄ラッシュ ラッシュ☄☄☄

気が付けば7月も半ばを過ぎていましたね。。

先週と今週は まさに合評ラッシュ☄☄

連日どこかの教室で合評が行われています。

前期の締めくくりということもあり、学生さんもいつも以上に気合いが入っています。

まずは院生の合評の様子

とても大きな作品が並んでいます。

コンセプトもしっかりまとめられて、レジュメの用意までも!!

流石!

4回生の合評風景…

少し早いですが、卒業制作展に向けて夏休みに制作を進められるようアドバイスをもらっていたり…

3回生の合評風景…

合評が順調に進むように司会進行&タイムキーパー!

ゼミに分かれてからの初めての合評

クラスメイトがどのような作品を制作しているか興味津々

2回生の合評 ブックアート

2回生の合評 銅版&ペン画

2回生の合評 写真基礎

1回生の合評

ポリマーとウォータレスリトグラフ

ご紹介したのは一部の合評の様子!!

本当にラッシュ☄☄

学生のみなさん おつかれさま

テスト期間までもうあと一踏ん張り!

光の版画

昨日の続き

切って✄ 貼って✎ 写し取り ☞☞☞

半透明なフィルムの上に描き写し取られたコラージュからのイメージ

実はこれ、ポリマー版画の版をつくるためのものだったんです。

精華大学版画コースではお馴染みですが、

ポリマー版画 とは、

紫外線があたると硬化する という性質をもった感光性樹脂板で版をつくります。

つまり、光を当てることで版を作る「光の版画」

製版に化学薬品や腐蝕液などを一切使用しない為、身体にも環境にも優しい版画技法☝

教授の武蔵先生が中心となって技法開発をした新しい版画技法なんです!

まずは紫外線をあてる露光機

原稿となるフィルムと、ポリマー版をセットして光をあてる

決められた時間 光を当てたら水洗い

刷毛を使ってクルクルっと

さあ、しっかりと版はできたかな?

光があたっていないところだけ(描写があるところだけ)凹んでいます。

インクをつめて、

プレス機で刷る!!

最後は画用紙がまっすぐになるように板に張って乾燥をさせます。

廊下には色とりどりの作品が元気いっぱいに広がってゆきました!