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自己紹介

京都精華大学 版画コースのブログです。 版画コースの授業やコース関係者の展覧会情報、様々なイベントをご紹介します。また、版画技法についても簡単な説明をしています。

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*先生が2人**

版画コースの木曜日、金曜日は選択実技授業となってます。
必修ではないのでその授業をとる、とらないは本人の自由です◯
その中の一つ↓
「 紙 」を使用した作品制作をする。というもの
紙なので、平面でも、立体でも作れますね◎

今日は第一日目で、スライドレクチャーがありました。
先生方のこれまでの作品を沢山見せてもらいました♫

実作品も持って来てもらってました★


上2つは宮崎先生のドローイングの作品
「触ってもいいよ」といってもらい
そういった機会もそんなに多くはないので、学生達は☆興味津々☆
みんな手に取って観ました◉◉◉

こちらは福岡先生のの作品

担当はお二人☆
右:宮崎  豊治先生、左:福岡  舞子先生(非常勤)
今年もよろしくお願いします!
@スタジオ

◯応用編◯

2回生は先日ご紹介したウォータレスリトグラフ木版画分かれて授業を受けてます。
1回生の時に木版を触ってますが2回生はそのステップアップバージョとなってます☆☆☆
今日はそのレクチャーにお邪魔しました。
水性と油性を学ぶ内のコレ↓は油性凸版

みんなで試し用版木に金ずちで何かの型つけたり、

彫刻刀で彫ったり、でキズをつけたり、テープを貼ったり…
色んなものを使ってどんな風なテクスチャー(物の表面の質感)が出てくるのかをみます。

その次にローラーにインクをつけて
版木に均一に塗れたら
刷ります!

エッチングと同じプレス機です。

横の2つの木は版木と厚みを揃えるためのもの。
<コレは木版ゼミで使ってるものです。>

版を作った時に見えていた感じと刷った後では表情が違います。
「アレはこんな風になるのかぁ」と覗き込んでる図▲

一度目の刷りより2度目はインクが馴染んでより濃く出ます◎

担当坂本 恭子 先生(非常勤)
今年もよろしくお願いします!

道具も版も

1回生の後期最初の授業は“コラグラフ
コラグラフ:「コラージュ」する版画というような意味で、版となる素材に色んな物(紙、布、糸、針金etc.)を張り付けたりして凹凸をつくりそれを刷るというもの。
ボンドやニス、ジェッソ(地塗り剤)などを筆で塗った部分もイメージになり、

ニードル等でキズをつけてイメージを作る事もできます。
版面の凹凸両方にインクをつけて刷ることができます☆
(ただ、あまり厚みがあるもの刷りにくい&プレス機に通す場合は機械を傷めてしまうのでほどほどが良いです)
作った版にインクをつけて刷る。次は構成を変え、色も変えて刷る。
というような流れで制作を進めるので一つしかできない版画となります。

また京都精華大学版画コースでは環境を考えて
主に使用する版をオフセット印刷の使用済みアルミプレートを使ってます。
<リサイクル版画とも呼んでます>
▲初日のレクチャー風景

さらに授業ではニードル(針)を自分用にオリジナルニードルを作ります。
木材を切り、針をくっ付けて(糸を巻き付ける)個々が使いやすいものとなります♪

それからコラグラフだけでなく、ドライポイント(銅版画:イメージを版にニードル等で直接引っかくようにして作る技法)も行うため、
手前、奥の学生はそれ用の銅板を下準備してます。
(四辺を金ヤスリや専用の道具で磨く
このあと版面も少し磨きます

▲版を作る時、アルミプレートなのでハサミやカッターで自由な形に切ることができます。

担当熊谷 誠先生(非常勤)
今年もよろしくお願いします!

△後期始まる△

今日から後期授業開始です!
まず、2回生ウォータレスリトグラフの授業の様子です
簡単に言うと
これは平版の一種で、
アルミ板に感光性(光に反応する)シリコーンが塗ってあるものに
イメージを感光させて
紙に刷るというものです。

版面はフラット(でこぼこがありません)で、描いたように刷れます☆
製版から印刷までがリトグラフより簡単でスピーディーにできます!
しかも!インクが大豆油脂から作ってるものを使用してるのでエコロジーです。

今日はこの技法の製版のレクチャーがありました▲

イメージはフィルムを使います。(写真奥)
露光機を使って感光(光を当てる)。

感光したら薄らイメージが版に写ってますね
これではまだ刷れないのでイメージを版に定着させる作業をします。

まずは保護用の薄いフィルムを剥がし、

現像液パット(左手:学生が持ってる赤い物:ブラシ状になってる)で全体に塗りこむ。

徐々にイメージハッキリと浮かび上がってきます。
わかりやすいようにピンク色の染色剤を使ったりもします。
乾燥したら次は刷り
ウォータレス=水を使わない
という意味ですがその理由は印刷時にあります。これがリトグラフとの大きな差!
それはまた後日ご紹介します。
@2F実験工房

卒業生の活躍


版画コース卒業生(15期生)の久保貴之さんが、2007年のボローニャ国際絵本展示会で入選されたことから、リラベル社から出版された
『TRANSHUMANCE(移牧)』という絵本の挿絵を担当されています。

『TRANSHUMANCE』
文:イザベル・エイメ
イラスト:久保貴之
リラベル社

その久保さんの展覧会が現在開催中です!

川口静佳 久保貴之 二人展
2009年9月3日(木)〜15日(火)
14:00〜20:00

会場:シャムア ギャラリー
大阪市西区北堀江1−6−4欧州館3Fギャラリー4F
tel:06-6538-9860

こちらはお知らせが遅くなってしまい、明日までの会期となっています!
皆様ぜひご覧ください☆

東京×2・神戸の展覧会


阿部大介展
-モノ・コトの貌-

2009年8月26日(水)~9月26日(土)
10:00~18:00■ 休館日:日祝日

INAXギャラリー2
〒104-0031
東京都中央区京橋 3-6-18 INAX:GINZA 2F
TEL : 03-5250-6530
http://www.inax.co.jp/gallery/
アーティスト・トーク 2009年8月26日(水)18:00~19:00

阿部さんは版画コースの卒業生(12期生)です★

衣川 泰典展 「未知なものと既知なもの」

2009年9月16日(水)〜10月4日(日)
11:00〜19:00(最終日は18:00まで)
月曜定休

neutron tokyo
東京港区港区南青山2丁目17-14
URL:http://www.neutron-tokyo.com/index.html

衣川さんは版画コースの非常勤講師です★


1 floor 2009 THEREE DUBS
Kobe Art Village Center

出品作家:井上賢治、平田さち、芳木麻里絵

2009年9月12日(土)〜27日(日)
12:00〜20:00(最終日は17:00まで)
火曜休館(但し22日は開館、24日は休館)
会場:神戸アートビレッジセンター
〒652ー0811 神戸市兵庫区新開地5丁目3番14号 
TEL078-512-5500 FAX078-512-5356

芳木さんは版画コースの卒業生(16期生)です★

今回は3つの展覧会をご紹介しました。
もう始まっている展覧会もありますが、9月はシルバーウィークもありますので是非足を運んでみて下さい♧

改めて

夏休みもあとわずか。。。
14日(月)からは09年度の後期授業が始まります❖
楽しみ!?それとも…!?
そうそう、版画コースの学生の皆さん!夏期休暇課題はできてますか!?
提出期限は守ってね〜^^

という事は、
学生達が一気にどわ〜ッと集まります!
関西では春に新型インフルエンザ感染予防策がとられましたね。
インフルのピークは9月末から10月だそうです。

●手洗いうがいをしっかりと
●時にはマスク着用
●怪しいと思ったら病院へ

⦿では皆サマ、気を付けて⦿

原料,方法を知る*。

◇未公開写真シリーズ◇
本日は実技ではなく版画に関わる講義の授業風景を少し。
「版画概論」では基本4版種
木版、銅版、石版(リトグラフ)、孔版(シルクスクリーン)
の原理や技法を学び、作家を知り、様々な版画作品に触れます!
そのため担当は北野先生ですが版種毎にゲスト講師に来て頂きます。

↓二人で何かを裂いてるようですがコレ、何だと思いますか?

A. 楮の皮(煮て柔らかくなったもの)です。
楮は和紙の原料となる植物で、繊維が長く、絡み合う性質が強いので丈夫な紙となります。
他にも版画で使う和紙の原材料には三椏、雁皮などがあります。

この日は紙造形を学ぶ日という事でゲスト講師は非常勤の福岡舞子先生◎。
先生が持ってらっしゃるのが楮(煮る前)
手前に見えてる物ながし漉き用(和紙漉き)のスケタ(紙を漉くために必要な道具)
ス:簾のようなもの(画像手前:丸められてるもの)
ケタ:木枠

紙造形は版画?
と思われるかもしれませんね。
版画はイメージを定着させるものとしてやはり紙とは切っても切り離せない程の仲◑◐
<もちろん、紙以外の物に版画を刷る事はできますが。>
京都精華大学の版画コースでは、そんな紙の事も知ろうと大学施設の中では最大級の紙工房を持ち、紙造形の授業にも取り込んでます。
(紙工房の様子は8/21などでどうぞ)

◯制作と語らいの時間◯

◆未公開写真シリーズ◆
高学年になると課題とは別の制作時間や、
友達との創作に関わる語らい(おしゃべり)の時間が多くなるように感じます。
今日はそんな場面をご紹介します。

院生、目や肩が痛くなりそうな作業ですね〜
銅版は特にこういった細かくて根気のいる作業をする場合が多いと思います

研究生と衣川先生(非常勤)
作品の相談?

卒業生が仲良しの在学生(院生)を□訪ねて来た日□の一枚
楽しそ〜♪

4回生全体合評時、PCルームに詰め込んで作品を見てます。
ぎゅうぎゅうです。。。

工房で何かの相談

北野先生(特認講師)のゼミ
ゼミでは制作進行状態や今後の課題の相談技法のレクチャー、その他モロモロ…
担当の先生と話をします。
だいたいどのゼミもいつも和やか印象です⁂

硬さに立ち向かう!

◆未公開写真シリーズ◆
先ほどご案内した二階先生の授業<2回生・木口木版画>の様子です。


丁寧に下準備した木口木版用の版木(授業ではカバの修整材<硬い部分を合わせて作った木材>を使用)にビュランと呼ばれる彫刻刀でイメージを彫ります。

ビュランとっても細いラインを彫りたい時専用の道具木口や銅版で使います。<8/25にUPしてます>

最初はビュランに慣れない上に硬い木は彫りにくいのですが、(女の子はちょっと扱いづらいかも?)
硬さのおかげかなりの細さのや細かなも彫った部分の際が崩れずシャープな仕上がりになります★★
(少し太いラインを作りたい時は彫刻刀の先の細いものを使ったりもします)

油性インクをローラーでのせて

和紙に摺ります。
雁皮紙(繊維が細くて短いので緻密で緊密な紙)に摺る場合もあります。

ベアリングバレン(回転式のスチールボールで圧をかける)などをつかう。

バレン+手を使ったりもします。

様子を見ながらまた彫り進めます。

一度付いたインクを何度か紙にとり、そのあとはガムテープでインクを拭き去ります
ちょっと意外かもしれませんが油性インクにはコレが結構☆有効☆ 

7/24,6/22のブログもあわせてどうぞ>